(え――――?)
「そんなに緊張しなくても
大丈夫よ。
そう――あれを見てたのね。
でも柊弥は教えてくれ
なくて、それで気になって
あたしに聞きに来た。
……そういうことかしら?」
美香子さんの声は表情と
同じく穏やかで、ちっとも
不審がる様子も怒ってる
感じもない。
あたしは逆に戸惑いながら、
「そ、そう……です」
コクりと頷くと、美香子
さんも頷き返して改めて
正面からあたしを見て……
そして優しいけどハッキリ
した声で、こう言った。
「あたしと柊弥は、昔の
恋人同士。
正確に言うと、婚約者よ」
「婚―――…!?」
婚約者?
って……結婚の約束を
してたってこと――?
「そんなに緊張しなくても
大丈夫よ。
そう――あれを見てたのね。
でも柊弥は教えてくれ
なくて、それで気になって
あたしに聞きに来た。
……そういうことかしら?」
美香子さんの声は表情と
同じく穏やかで、ちっとも
不審がる様子も怒ってる
感じもない。
あたしは逆に戸惑いながら、
「そ、そう……です」
コクりと頷くと、美香子
さんも頷き返して改めて
正面からあたしを見て……
そして優しいけどハッキリ
した声で、こう言った。
「あたしと柊弥は、昔の
恋人同士。
正確に言うと、婚約者よ」
「婚―――…!?」
婚約者?
って……結婚の約束を
してたってこと――?

