めちゃくちゃな要望だって
いうのは百も承知してる。
断られて当然。そう思い
ながら言った言葉だった
けど――。
「そう……。わかりました」
しばらくの黙考の後、
彼女は静かな声でそう答えた。
「え――――!?」
驚いてるのはあたしだけ
じゃなく、誠二さんもだ。
だけど美香子さんは隣で
目を丸くする誠二さんに
『大丈夫』というような
説明をすると、再び
あたしに向き直って、
「駅構内にハーバーって
いう喫茶店があるから、
そこで待っていて下さる?」
それだけを告げると、
戸惑う誠二さんを促して
通路の奥――ステージの
裏側に消えてしまった。
(ウソ……。
本当に、会ってくれるの――?)
いうのは百も承知してる。
断られて当然。そう思い
ながら言った言葉だった
けど――。
「そう……。わかりました」
しばらくの黙考の後、
彼女は静かな声でそう答えた。
「え――――!?」
驚いてるのはあたしだけ
じゃなく、誠二さんもだ。
だけど美香子さんは隣で
目を丸くする誠二さんに
『大丈夫』というような
説明をすると、再び
あたしに向き直って、
「駅構内にハーバーって
いう喫茶店があるから、
そこで待っていて下さる?」
それだけを告げると、
戸惑う誠二さんを促して
通路の奥――ステージの
裏側に消えてしまった。
(ウソ……。
本当に、会ってくれるの――?)

