《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜

そう言ったのは、田山誠二の方。



(え……
なんで知ってるの……!?)



わからないけど、でも話を
する願ってもないチャンスだ。



あたしは上ずる声で
叫ぶように答えた。



「そっ、そうです!

あたし、彼の秘書で――…」



「秘書―――」



つぶやくように反すうした
のは美香子さん。



そして彼女はまっすぐ
あたしを見て、



「あたし達に、何かご用?」



細いけれど凛とした声を
出す、綺麗な人だと思った。



この状況でそんなこと考え
てる暇はないんだけど、
彼女の目を見たらそう
思えたんだ。



「はい……あの、あたし――

美香子……さんに、お伺い
したいことが……」