《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜

ただもう、内から込み
上げる衝動が押さえられない。



それだけだった。



――どうなったっていい。



傷ついたっていい。



……ただ、知りたい。



柊弥が話してくれない
なら、彼女からでも何か
聞けるならそれでいい。




あたしは走った。



自分がこれから向かう先は
どこなのかわからない。


絶望なのか、希望なのか。



それでも少しでも真実に
近づきたくて、あたしは
懸命に走り、再び電車に
飛び乗った――。





     ☆☆☆☆☆



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