何度も忘れようと思った。


テルくんに逃げたりもした。


寄り道も…いっぱいした。


でも、良かった。


ずっと、


ずっと、


ずーっとよーたくんを好きでいて、本当に良かった。


いろんな人に迷惑をかけたし、

傷つけた人もいた。


私の幸せは、

そういう人の上で成り立っているんだとこんなに感じたことはない。


高校を卒業して、よーたくんに会うことがなくなって。

あの頃に戻りたいと何度も願った。

それが叶うはずのないことだと分かっていたけど。


でも、今はもう、そんなことは思わないよ。


きっと、

…いや、絶対に。

よーたくんは私の生涯で、

最後の好きな人。


ねえ、今そう誓うから。





「私もよーたくんが好き…っ!!」




だからずっと一緒にいても、いいですか…?








―END―

→あとがき