「波琉~、別に広瀬君とは何でもないからね?」 「うっそだぁ。親友に嘘つくんだぁ……」 そう言った波琉は、わざとらしくシュンとした顔をして、こっちをチラ見してくる。 「本当だってばぁ。ただ図書室で話するようになって、暗いから送るって言われて…。だから、何でもないの!」