俊哉は足をピタリと止めて私の方に顔を向けた。
「樹里……ゴメン……」
優しい俊哉に戻ったような気がした
「なんで、俊哉が謝らなくちゃならないの? 謝るのはウチのほうだよ…ごめんなさい」
私はそう言って少し頭を下げた
「そうかもしれないな… でも、樹里を1人にさせた俺が悪い 俺にヤキモチ妬かせたのは樹里だけどな……」
「っえ?」
「とぼけたってダメだからな樹里チャン」
俊哉はいつもの王子スマイルで俺様っぽく言った
「ヤキモチ……なんで妬いちゃったの?」
「樹里が俺以外の男に触られた……」
恥ずかしそうに俯いて言う俊哉が可愛く見えた
「カワイィ…」
あっ! やっちゃった
思っていたコトを思わず口に出してしまった。
声が小さめだったから大丈夫だよね
そう思い1人で安心していると俊哉が
「今の言葉が聞こえてないとおもって安心したしょ?」
と言って私の顔を覗き込んできた。
