「俺もずっと好きだった。
 お前を忘れた日なんて
 ねぇよ?」

「っ…ほんと、に?」

「あぁ。
 いっぱい傷つけてごめんな?
 1人で苦しませて、ごめん。」



思いっきり抱き締めた。



「優子。」

「ん?」

「俺と付き合ってください。」

「はいっ…。」



もう1度。



俺の所に帰って来てくれた。



「え!?」

「うん…実はね。」

「亮を振ったってまじ?」



うそだろ。



いつの間に…。



「あたしはやっぱり龍司が
 好きだからって。」

「そっか…。
 ありがとな。」

「ううん。」



亮、ごめん。



「龍司。」

「ん?」

「龍司の家、行きたい。」

「ぇ…それって。」

「うん…。」