「化粧して誤魔化してるアンタ達よりスッピンで居る里奈の方が何倍も私には可愛く見えるよ」
真理・・・
「心まで不細工だと、あんた等マジ終わってる」
トドメを刺す真理
「あはは・・・は・・・」
女達は苦笑いして去った
多分あの子達は竜樹か夜月が好きなんだろう
だから、可愛くも無い私が竜樹や夜月の側に居るのを
不愉快に思ったのであろう
「流石真理ちゃんカッコいいよ」
他の女子達が言う
「気にしなくていいからね里奈」
そんな声をかけてくれる優しい友達
「人気者だな里奈は」
竜樹はそう言って頭を撫でた
子供扱い!?
「抜け駆け禁止だ竜樹」
そう言って私の頭を撫でていた竜樹の手を叩いた
抜け駆け?
「また取り合いしてんの~」
女子が呆れながら言う
「何の?」
そして私をみて大きなため息をつく
「ダメだコイツ・・・・」
えぇ!?
なんで!?
