面接は一人ずつ行われた。 緊張で声が裏返る。 我ながら情けない。 店長はおじさんではなく、優しそうなお兄さんだ。 「じゃあ、面接結果は後程電話でお伝えしますね」 はぁっっ、疲れた。 高校受験ね面接よりも緊張したかもしれない。 「超緊張したんだけどぉ」 あたしのあとに面接を終えた菜穂もそう言いながら出てきた。 「採用されるといいね」 そんなことを言いながらすっかりオレンジ色になった空の下を歩いて帰った。