「はぁ〜大貴って
謎ばっかだったな〜」
いきなり裕貴が話しだした
「だっていかにも一匹狼
って感じでさ〜
何もかも諦めたみたいな目をしてたよね
でも…
その目に惹かれていった
で、まずは友達になろうって思って話し掛けたんだ
気付いてないと思ってたけど
あの時
めっちゃ緊張してたんだよ？」
「そんな事
全然わからなかった」
「そっから自分の気持ちに気付きはじめて
思わず言っちゃった」
「そう…あの時いきなり
言ってきたんだよな」
「でも…大貴も好きって
言ってくれたとき
幸せってあるんだなって思った」
「俺も幸せだった」
