「……なんですか」

樹里ちゃん、不機嫌そうな顔をする。


美女の不機嫌ってなんか怖い。

「なんですかじゃないでしょ。あんたのせいで私達すごい迷惑かかったんですけど」

あーあ、やっぱり言った

私達何しにきたの?怒りにきたんだっけ


「タバコのことですか?」

「そうだよ後輩」


風音怖いよ、普通に怖いよ。


「なんか迷惑かけたなら、すみません」

「おいおい、そんなあやまり方で許されると思ってんの?」

「はい、思ってます」

「なにぃ!?」


風音も凄いけど、あの子もすごい。


「どうせ皆ちゃんと切り替えて、今部活取り組んでるんですよね?」

「う…。」

その通りだった。

「先輩方もどうてこれから1週間でしないんだから今日一生懸命やったらどうですか?」

「ねぇ、いい加減にしてくれる」

やばい、風音が本当にキレそう。止めないと。

「違うの!私達は怒ってるんじゃなくて……」

「関係ない」

「え?」

「先輩方には関係ないです!」

そういって樹里ちゃんは走っていってしまった。

私は追いかけよとしたけど

「やめなよ」

風音に止められてしまった。

「心配した私がバカだった」


そういって風音も部活に戻っていく。


……何でこうなるの。

言いたい事も言えずに終わってしまった