自転車はゆっくり進んでいく。 「おい、名前何?」 「美弥です、斎藤美弥。」 「ふーん、美弥。美弥さ俺の事好きだろ?」 誰この人。 びっくりした 頭の中が真っ白になって、答えられずにいると。 「彼女にしてやろっか?」 えっと。 これはからかっているのかな。 「聞いてる?」 「聞いてるよ。からかわないで…よ。」 なんでこんな奴好きなになったのかな。 人の気持ちごちゃごちゃにして、 まだ好きなんだよ。