「柑菜!!おはよ!」

右手をパーカー
に突っ込み
左手を軽く上げる
……


そこには、駿先輩
の姿。

「あっ…えっ…と?。
おっおはよ!!」


すると、ニカっ
と笑って
頭を軽くコツンと
して、小声で
「マヌケ面」
と笑い、行って
しまった。


なにが起こったか
わからないあたし
とは反対に大興奮
の美沙は、
「駿先輩と何かあったの!?」
と聞いてくる。
「ねぇー!柑菜!!!」

あっ……!


「あぁー…実は……。」


昨日の事を話すと
美沙は、
抱きついてきた。

よくある事だが、
流れ的に不思議に
思い、美沙に問いかけた。

「美沙?どうした??」


すると、涙を目に溜め
た美沙が顔をあげる。