「ほんとのことだろぉ!?」

奈瑠美もキレ
始めた。

「逆ギレしてんじゃ
ねーよ!!!」

あたしの怒りは
最高潮にキていた。

グイッ
いきなり目の前に
箱ティッシュ。

「顔、ぐちゃぐちゃ」

差出人は……

中川 康平。

あたしの前の
席のやつ。
夏場、あたしが
片思いしていた
相手でもある…。

「ありがとう……」

康平からティッシュ
を受け取った。