あゆにぃが、一歩、また一歩と近づいてくる。
「な、なに・・っ?」
あゆにぃ、ほんと怖いからっ!!
こんなに迫力のあるあゆにぃの笑顔を、あたしは始めてみた。
あゆにぃが、何で怒ってるのかホンキでわかんなかった。
近づいてくるあゆにぃから逃げようと、あたしはベッドの上でじりじりと後ずさった。
「そんなに肌みせて」
手首をぐいっとつかまれる。
細くて力なんてなさそうなのに、あゆにぃのつかんだところからは確かに痛みが伝わってくる。
「や、いたっ・・・」
「本当に自分のこと分かってる? もしこんな風にして・・・」
体重をかけられると、あたしはベッドに簡単に転がってしまう。
「なにっ・・・?やめてよ・・・っ」
「押し倒されたとして。優子はどうすんの?」
「ちょっと、ねぇ、あゆにぃっ!!」
あたしは必死で叫んだ。
なんであゆにぃがこんなことするの?
