「あたしは、好きなことしてるだけっ!誰が言ってもやめないから!!」

あーどうしよう!

あたしは内心ドッキドキだった。
あゆにいは、昔からなに考えてるのかわかんなくてめちゃくちゃ怖い。

あたしは、あゆにいをチラリと見上げていた。

「優子・・・」

あ、この顔・・・・・・
絶対怒ってるしっ・・・!

それでもあたしは、自分が悪いことしてるなんて思わない。
だって、憧れだった。

『夢』だった。


あたしがずっとずーっと、
がんばってきたことも、
あゆにいはきっと何にも分かってない。

それなのに、勝手なこと言われたくなかった。



「あゆにぃは分かってないよっ!」

「分かってないのは、どっちかな」