「あたしも、高校生だし、オシャレ・・・
してみちゃった☆ なーんて」
「そう、優子も、そんな年なんだ?」
「はぇ、う、うん・・・?」
「でもそんなんじゃ、駄目でしょ。
服、乱れすぎ。それに髪の色」
ずばずばと優子の姿を指摘する歩に、
優子はふくれっつらでつぶやいた。
「・・・なんであゆにぃに言われないといけないの」
ただの幼馴染でしょ・・?
服とか髪とか、直せだなんて、そこまで言われる筋合いないよ。
「優子の幼馴染だからね」
優しく微笑んで、歩は答えた。
整った綺麗な顔が、さらにひきたつ。
優子の胸が、大きく跳ねた。
胸の鼓動を隠すように、優子は言う。
「あゆにぃ、マジメすぎっ」
