今までの暗かった気持ちが嘘だったみたいに、あたしの心は温かい気持ちでいっぱいだった。 「あ、あたし、なんて呼べばいいですか?」 「普通に光輝でいいよ」 「は、はい・・・」 ねえ、先生? あたし、光輝くんのこと、先生よりも好きになれるかもしれない・・・ 今まで、グレーに染まっていたあたしの心が、花が咲いたようなピンク色になったような気がした。