「優~!!」
甘ったれた声が俺の後ろから聞こえてくる。
丁度今は、昼の時間。
クラスの何人かで固まって昼飯を食っている。
俺もその1人・・・
「未麗。何の用?」
「優のお弁当届けにきたよ~♪」
笑顔ではいっと渡されてしょうがなく受け取る。
また俺忘れてたのか・・・。
「えっ!?未麗ちゃんの手作り弁当?!」
周りで一緒に食べてたダチらが群がり始める
「ちげぇ。これは未麗が母さんにパシられて届けてくれた弁当。」
弁当を開けながらスラスラと答えた。
「ひどーっい。未麗のや・さ・し・さ、で届けてあげてるんでしょ~!!!」
「あそ。」
未麗が怒って手をブンブン振っている。
周りのヤツらはその反応が好きらしい。
ま。関係ないけど。
「未麗ちゃん!?」
突然1人が近づいてきた。
あ・・・。コイツトイレ行ってたんだっけ。
「未麗・・・・。」
「あわわわ////」
俺は未麗を引き寄せた。
そして陸斗におもいっきり笑顔を向ける。
「あいつ。陸斗っての。」
まずは指をさして顔を覚えさした。
「俺のダチなんだけど、タラシで・・・」
「ちょっと待てーーー!!!」
即座に俺を未麗から引き離した。
「どうした?陸斗?」
「お前っ!?未麗ちゃんに何言おうとした!?」
そんなの・・・。決まってるじゃん(笑)
「陸斗が最低でタラシ男だって、言おうとしたけど?」
文句ある?と陸斗の顔を見た。
「~~~っ」


