危険(!?)なあたしの兄弟たち





「いえ、こちらこそ


 お忙しいところ


 申し訳ございません」






『全然。・・・・あのさ、


 遺言読んだ?』






「あ、はい。先ほども


 お電話頂きまして・・・」






『うん。そのこと。


 それでいつから私の家に

 
 養子来るかなっていう・・・』






「はい。私も今そのことを


 話しておりました」





『ほんと真莉愛ちゃんって


 綺麗な日本語話すよね』





「いえ、滅相も・・・。


 それで、いつからなら


 大丈夫でしょうか」