私は晩ご飯の時間まで、勉強する事にした。
ロールキャベツ楽しみだな〜♪
とか、考えながら勉強してると、ケータイがなった。

――灯耶だ。

時計を見たら、もう6時半だった。
部活動も終わってる。
灯耶から…なんだろう?

「もしもし?」
〔遊唖、随分上機嫌だな〕
「バレちゃった?今日の晩ご飯がロールキャベツなの!」
〔だからか。ところで遊唖〕
「うん、なぁに?」

何か灯耶と電話してるだけで凄いドキドキしてる…。
灯耶と話ししてるだけで嬉しいよ。

――灯耶、大好きよ。
と、心の中で呟いた。

〔明日、生徒会の総会なんだが〕

私はその言葉で現実に戻された。
所詮、灯耶は私の事を幼馴染としか思ってない。
多分、この気持ちはずっと伝えられないな…。
でも、いいんだ。
灯耶と一緒にいられるだけで嬉しいんだから―…。

〔実は予算案出来上がってなくてな。夕食後でいいから、俺の家に来てくれないか?〕

――えっ?
灯耶の家に?晩ご飯の後に?

どうしよう、心臓のドキドキがますますヒートアップしてきたよぉ…。
灯耶の家に行ったのは中2が最後。
あれから何か変わったかな?
でも、灯耶の事だしきっと何も変わってないか…。

――本当に嬉しいよ。
灯耶、大好き!!