あの人は言っていた



「だれかを愛してしまえばそれがどんな形をしていようとそこには愛が生まれるのよ」



「たとえ僕が君を愛してないとしても?」



「そんなこと関係ないわ…一人の人間が誰かを愛せばそれが愛…たとえ相手が自分を愛してなくてもね…」


そう言うとあの人は僕の額に軽く口づけをした…










僕は思い切りあの人の頬を打った