「だぁから、その栄太郎って人は!!」
藤堂はやけくそになるように叫ぶ。
「平助、副長が呼んでいる。」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
沈黙が3つ。
「う、うあああ?!一くん?!いつの間に入ったのかな?!」
「ひっ、ひぃぃい?!ちょ、と、藤堂さんっ?この人誰ですかぁぁぁ!!」
藤堂は座ったまま後ずさり、空音はその藤堂の後ろに隠れる。
「先ほどから・・・いたが。」
「そっ、そうかぁっ?ききき、気づかなかったなぁ!」
藤堂は引き攣った笑いを浮かべる。斉藤はその笑いを一目みると、廊下のほうへとまた目を移す。
「・・・急いだほうがいいぞ。副長は今は機嫌が悪い。」



