・・・
沈黙が続く。
これが毎日続くのだろうか?だったら、堪えられない。
「あ、あの・・・・『出雲』って誰ですか?」
空音は長い沈黙に堪えられず、藤堂に今思いついた適当な質問をした。
「・・・出雲は、昔よく一緒に遊んでた・・・家族みたいな人だよ。」
「・・・昔?今は遊ばないんですか?」
「・・・そうだね。」
藤堂は何かごまかしのような曖昧な笑みを浮かべた。
その笑みは、もう何も聞くなとも言っているようだった。
すっかり話す話題が無くなった空音は黙り込んだ。
・・・そういえば、私の持ってた脇差にも、出雲って名前、書いてあった。
もしかして、あの脇差は・・・
私のものではないのかもしれない。



