暫く歩いて、先ほどまでと少し離れたところのに来た。
「はい、着いたよ。」
入れとでもいうように藤堂は空音の背中を押す。
「わっ、・・・狭くないですか?」
部屋は4畳くらいのスペースしかなく、桂の豪邸で過ごしていた空音にはあまりに狭すぎる部屋だった。
「ちいさい君には、これで充分。ここで暫く過ごしてね。多分、この部屋から一歩も出させてもらえないと思うから。」
「・・・監禁ですか?」
「まぁ、細かい事は気にしないで。すぐになれるよ、多分。」
「多分って、適当な・・・」
空音がつぶやくと、藤堂はそれを肯定と受け取り、部屋を出て行こうとする。
しかし、何かを思い出したように後ろを振り返る。



