「ここはどこって・・・新撰組屯所だけど・・・?」
藤堂はさも当たり前のようにしゃべる。
「しっ、新撰組?!もしかして、あの時つかまったのかも・・・」
だったら、すぐにでもここから脱出しなくてはいけない。
明日にでも殺されるかも・・・!!!
しかし、この少年。どうみても自分と同世代だろう・・・。
15半ばぐらい・・・?
15歳にも見た無い子が、新撰組にいるわけがない。この子もつかまったのかもしれない。
だとしたら、一緒に逃げなくては。
「き、君は・・・名前はなんていうんですか・・・?」
「俺?藤堂平助。そっちは?」
「えと・・・空音です。そ!それよりも!逃げなくちゃ!早く立ってください!」
「・・・は?」
「なにとぼけてるんですか!あなたも捕まったんじゃないんですか?15歳も行ってないのに死んでいいんですか!私は嫌ですっ!!」
「・・・俺、つかまって無いんだけど。」
「ま、まさか新撰組の人?!なんて非道な・・・15歳も行ってないのに人殺しさせるなんざ・・・非道です!!!」
「何言ってんの?俺、20歳なんだけど?」



