「・・・んー・・・ん?」
つまんでいた鼻から手をのけてやると、空音はまた深い眠りへと入って行った。
これ以上面白い反応は求められないだろう。
かといってせっかく眠っているのに起こしてやるのは酷だ。
「・・・つまんないなぁ・・・」
さっきまでの遊び道具はもう使えない。
藤堂は本当にすることが無くなった。
しばらくは、空音の髪の毛を人差し指に絡めるなどをして弄繰り回した。
でも、すぐに飽きる。
「土方さんも、なんでこんな子捕まえてきたんだろ・・・」
藤堂は空音をまじまじと見る。
背丈は低く、顔も幼い。
多く見積もっても、13~4ぐらいの歳にしか見えない。
「こんな子から、有益な情報取れるとは思わないんだけどねぇ・・・」
しかし、つまらないものだ。
やることがないと、眠くなってしまう。
瞼が重くなり、空音の隣で、横たわる。
気づいたときには、夢の世界に入っていた。



