「ほ、ほわ、凄く美味しいです!」



頬を赤く染め、次々とかすていらを口に入れていく。
たちまちかすていらはなくなっていく。



「おいしかったです!ありがとうございます。また来たいです!!ありがとうございました、高杉さん。」


「うん。おいしかったねー。奢ってくれてありがと、晋作。」


「まさか俺が奢るんじゃないだろうな?」


「え、当たり前じゃないですか」
「当たり前でしょ?」


高杉は脱力感見事に声を揃えて言う二人に脱力感を覚えた。



「…まぁ、連れてきたのは俺だからな。今日だけだぞ。」


「ありがとうございます!」


「高杉さん、流石!太っ腹!僕らの分まで払ってくれるなんて。」


「せやな!もともとうちらは金何ていうもんもちあわせとらんわ!場所取りしただけでも自分、喜びぃ!」



いきなり背後に現れた香織と薫。少々驚き、そしてあることに気がつく。



「まさかお前らまで…?」

「当たり前や!」

「ごちになります。」