甘味どころは人で混雑していて、3人分の席をとれるかどうか心配だったが、香織ちゃんと薫くんが席を取っておいてくれたおかげで難なく座ることができた。
「ご注文は何にしますか?」
若い17~8くらいの女性がニコニコとしかかわいらしい笑顔で話しかけてきた。
一瞬、空音を見て目を見開いたがほんの一瞬だけですぐに可愛らしい笑顔に戻った。
「かすていらっていうもの3切れお願いします。」
「わかりましたー。かすていら3切れ注文入りました――!!」
そういって厨房に入っていく。
「かすていらってどんな味なんでしょうねっ!!楽しみだなあ・・・」
「ああ、おいしいぞ。ほっぺが落ちるくらいに!!」