軽い化粧を済ませ、栄太郎らの待つ玄関へと小走りで向かう。
「おせえ。」
「な?!仕方ないじゃないですか!16歳の女子は大変なんです!」
「見た目は13も行かねえのにか?」
「失礼ですよ!」
「ほら、晋作も空音からかわないで。今から前行けなかった甘味どころ行くんでしょ?」
「えっ」
甘味どころは以前、空音が迷子になってしまい結局は行けなかったものだ。
『かすてぃら』というものを食べれなくなってしまい、落ち込んでいたのを高杉や吉田が気を使ったのだろう。
「本当ですかっ?!ありがとうございますっ!!!」
高杉は輝きだした空音の瞳に顔を赤らんでいるのを隠すために顔を伏せ、前へとさっさと歩きだす。
「え、あ、ま、待ってください!!なんで怒ってるんですか?!」
「あはは、照れてるだけだよ。ねー?晋作?」
「っっるっせぇぇぇ!!」



