「いらない情報でも情報のうちです!それよりも、聞いてください!新しく甘味どころができたらしいんですよ!」



瞳を輝かせ、無邪気な子どものように喋っている沖田を見て、藤堂はただあきれた。




「で?俺を連れて行くの?」


「平助の理解力が高くて助かりました!!」


藤堂は呆れを通り越して、ただ溜息をつくことしかできなかった。


「総司はさ、ほかの人を連れてくとかいう脳ないの?左之さんとかしんぱっつぁんとかでもいい」

「汗臭いです!!!」


「・・・。」






藤堂はもう何を言っても無駄だと認識し、重たい腰を渋々あげた。




「さすが平助!!では、行きましょう!!!」


「え、ちょ、待っ、準備まだ」



「場所はもう覚えてあります!!!」



「え、腕痛いから掴まないで引っ張らないで引きずるなぁぁあぁぁぁぁ!!!!」