「む、むむむ・・・!!」
悔しくて高杉をにらみつけるが、幼い子供がすねているようにしか見えない。
「あーはいはい。ごめんなーいいすぎた。」
高杉が片方の手を口にあて、もう片方の手で空音の頭を撫でる。
笑いを堪えているその姿はとても謝っているようには見えず、むしろ面白がって、からかっているように見える。
「ほ、本当に謝ってるんですかぁ〜」
「ほら、そう泣くなって。俺からも贈り物があるから。」
「本当?!」
「一瞬で機嫌が直ったね。」
栄太郎が思わず苦笑いした。
一方の高杉は、懐をまさぐり、探し物がないとわかると天井に向かって叫ぶ。
「おい薫(かおる)、香織(かおり)!あれ知らねーかぁ?」



