なぜか本格的にこの空間が怖くなってきた。
知らないキオク。
もう一人のジブン。
この世界のジブンは、私じゃない。
私じゃないジブンが見たセカイ。
「何処・・・本当に何処なの・・・」
タンポポ畑を見下ろす。
タンポポは黄色に染まり、辺り一面を覆い尽くしている。
タンポポと少年以外に瞳に映るのは闇。
闇。ヤミ。くらい。
何も見えない。見ようとしない。
タンポポが朱に染まってゆく。
私を発信地として。
何故?答えは簡単。
背中に激痛が走る。
「い、痛いッ?!あ、あああああ!!!」
ぽたり、ぽたりと血が滴る。



