お互い無言のまま、廊下を歩く。 その無言に耐えかねた空音が重々しく口を開く。 「あの……」 「何。」 「えっと、……いつ。私はここからでれるんですか?」 空音の言葉に藤堂は顔をしかめる。 「知らないよ。池田屋の件で長州が殺気立ってる。迂闊に手なんか出して見ろ。すぐにここはぺしゃんだ。まぁ殺気立ってるのは君のせいでもあるけど。」 せめてもっと隊士がいればなぁ……と藤堂が呟いた。