「背中に傷・・・ねぇ。それはいつ、つけられたモンだ?」
土方は少し考え込むと、空音に質問する。
「・・・えと、わかりません。」
土方が眉をひそめる。
「何故だ。」
「記憶が、ないんですよ。10歳までの記憶が。」
土方はもとから深かった眉間の皺を、もっと深める。
「・・・齢は16だったな。なぜ歳が分かる。」
「え・・・?」
そういえば、何故?
桂さんに拾われたときは名前も、今まで住んでいた場所もわからなかったというのに。
なんで、年齢だけがわかるの?
今まで年齢が分かることが当たり前で暮らしてきているのに。



