いつもはうきうきとしながら渡った大きい橋。 川の流れがいつもよりも速かった。 近いはずの試衛館が、すごくすごく長い気がした。 「・・・ついた。」 ゆっくりと、門をくぐる。 「・・・出雲ッ!!!!」 入ってきた出雲を見た途端、沖田は声を上げる。 「大丈夫でしたか?怪我は?まだ痛いですか?」 「うん。大丈夫。・・・それとこれ、ありがとう。大事に使うね。」 出雲は懐から脇差を取り出し、微笑んだ。