真剣と道端に落ちていた棒切れじゃあ流石に分が悪い。
そう直感した沖田は棒切れを捨て、浪士の足を払って浪士が尻もちをつく寸前に真剣を奪い取り、尻もちをついた浪士の首筋に当てる。
「おいおい、足なんて卑怯じゃない?」
「人殺しに卑怯も糞もありませんよ?」
殺される。
そう直感した浪士はすばやく沖田の手首を蹴り、真剣が落とした瞬間真剣を拾って闇へと消えた。
「じゃあねぇ、坊や。また今度手合わせお願いしますや。」
「・・・まっ、」
「・・・・・そ、ぅ・・・じろ?」
沖田は蚊の羽音のように小さい声が聞こえ、追おうとした足を止める。
「・・い、出雲!!」



