「誰だい?」
血に濡れた刀を振り上げようとしていた動きを止め、浪士は振り向かずに問う。
「私の質問に答えてください。あなたが・・・お空さんを。・・・出雲をこんな目に遭わせたのですか?」
「・・・正解だァ」
沖田がゆっくりとそばに落ちていた木の棒を持ち上げ天然理心流の構え、平晴眼の構えをする。
「・・・坊や、人を殺そうとするのにそんな棒切れじゃあ勝てないよ。」
「関係ない。」
「瞳孔開いてんぜぇ?おおっと、」
沖田の突然の攻撃に特に気にした様子もなく浪士はよける。
「人がしゃべってるときに打ち込むたァ、少しばかり卑怯じゃない?」
そういって浪士は血の付いた剣を一振りし、剣を構える。



