・試衛館・
「明日は、出雲の誕生日だなぁ。」
空と出雲の後姿を見つめながら、近藤は言う。
「惣次郎は何か用意しているのか?」
「ええ。ちょっと貯めてたお金をはたいて護身用の脇差を。」
そういって沖田はひとつの脇差を取り出して見せた。
「あいつにはまだそんなの早いと思うがな。」
それを見た土方が皮肉を言う。
「そうですねぇ。そういえばお空さんの誕生日も近いですよ。土方さん、何か用意なさってるんですか?」
「ばっ、何言ってんだ、用意してねぇよ。そんなもん!」
「何照れてるんですか、知ってますよ、稽古抜け出してお空さんとお喋りしてるの。」
「ちげえよ馬鹿!!」
顔を真っ赤にして土方が沖田の頭を殴る。
「いたっ、素直じゃないなぁ、もう・・・。」



