一通り準備は終わった。
ほかにすることがないので、栄太郎さんへの土産を買いに行こうと銭がはいった巾着を懐へ入れて腰を上げる。
「何買おうかなぁ?あ、高杉さんのも買っとこ。ていうかお菓子でいっかぁ。あ、邑上屋の饅頭おいしかった!!」
饅頭を買うことに決めると軽く化粧を施し、桂に行き先を告げて都へと向かう。
都は京の都ほどではないが、人で溢れている。
適当に店を回り、最終的に目的地へと到着する。
「おじさん!いつもの饅頭10個土産用にください!!それと、今2個食べる分と団子2本!!」
「あいよ!」
注文を告げ、いすに着く。
ああ、京かぁ・・・楽しみだなぁ。
何より、栄太郎さんに逢えるのが嬉しい。
誰にも話したことはないけど、ひそかに抱く栄太郎への恋心。
そのせいか、いつも以上に機嫌がよい。



