こんな娘で、ごめんね。

「学校に行きたくない」


いつしか、あたしは、
学校に行くのが、嫌になっていた。


学校に行けば、殴られたり、蹴られたりする。


ばい菌のように扱われ、放課後になるまで、あたしは、ひとりぼっちで耐えるしかない。



お昼休みなんて、最悪だ。


ゴム跳びや影踏み。ドッチ・ボールや、縄跳び、鬼ごっこ。



みんなが、はしゃいでいる姿が、あたしには、眩しかった。



誰もいない教室で、外をぼんやり眺め、楽しい笑い声をひとりぼっちで聞く。



イジメられる前のあたしは、そこにいたのに。


みんなと笑いながら、遊んでいたのに…。



教室を出ると違うクラスの男子に『沢村菌がきた!』と嫌がられるから、あたしは、教室から一歩も出れなかった。




あたしの居場所は、学校にはなかった。



先生も助けてくれない。



友達も助けてくれない。



あたしには、誰もいない。