奏でる愛唄




「唄ちゃん。これ結構明るめにしていい?」


「え……うん」


私の曲は今


3人専用のレコーディング室にて編曲を行われている



私は隅っこで体育座りをして3人を見つめていた



なんだか凄くキラキラして



近寄りがたかった



「唄ちゃん。こっちおいでよ」


「ううん。ここから見てる」


「そっか。何かあったらいつでも言ってね?」


「うん。ありがとう」



ニコッと愛らしい笑顔を残し新はピアノに手を伸ばした