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幕末動乱の世を駆け抜けた新選組がどうなったかは、





教科書や本に書かかれている通りだ。




「誠」をかかげ、真の武士を目指した彼ら。




何が正しくて何が悪かったのかなんて、誰もわからない。




この時代、みんな自分が正義だった。


死に急ぐ彼らを人は、愚かだと笑う者もいるだろう。



でも私はそうとは思わない。




少なくとも立派な生き様だと思う。



だって彼らには彼らなりの生き方があったはずだ。




みんなそれぞれの苦しみを抱えながらも京都の治安を守っていた。



彼らの頑張りがなければ今の日本はどうなっていたのだろう。



なんでそんなことがわかるかって?



だって実際に彼らとたった五日間だけだったけど、一緒に過ごしていたから。