「何で?好きな人がいるから?」 「えっ…?」 「高田先生のこと、好きなの?」 智の名前が出てきた瞬間、岡本くんに全てを知られているような恐怖感に襲われた。 「俺、見たんだよね。桜井さんと高田先生が一緒に帰ってるとこ。」 「それはたまたまだよ…」 「たまたま?じゃあ俺と付き合えない理由は?」 「…友達としか見れない…から。」 だんだん近づいてくる岡本くん。 気が付けばフェンスまで追い詰められていた。