「カレー作るから向こうで待ってて。」


私は智と向かい合った。


「…しょうがないなぁ。」



そう言った直後の不意討ちのチュー。


「ちょっと〜!」


いきなりすぎて恥ずかしい私。


「顔真っ赤!かわい〜。」


からかうだけからかって、


「じゃあ俺部屋で明日の勉強してるね。」


智はキッチンから自分の部屋へと行ってしまった。