「………あっ………え………?」



「弘人のこと、ずっと好きだった。


でもそれは慶太に会う前まで。




慶太に出会って、付き合ってからは、



私は慶太だけを好きだった。



弘人のことずっと好きだったから、


その感覚が抜けないでいたけど、


もう好きじゃなかったの。


今は大切な幼なじみ。







私が一緒に居てほしいのは慶太。



抱きしめてほしいのも、


キスしてほしいのも、


弘人じゃない。





慶太なの。」




私は慶太と別れて、

やっとこのことに気付いた。