「大丈夫だよ、先生」 耳を近づけるとそんな声が聞こえる。 ったく、なにが大丈夫なんだよ。 あきれながらもぽんぽんと優しく撫でてやる。 いつかみたいに、そっと 大切に。 「そろそろチャイム鳴るぞ!!」 後ろから生徒指導の声が聞こえてくる。