悲しみの先に ―ねぇ 先生。―




先生が夏子先生と結婚するって知ったとき頭が真っ白になった。



でも、うすうす感づいていたのかもしれない・・・



だって、ここ最近先生はすごく嬉しそうだったから。


いつも先生のこと見てたからわかったんだ。




そのときすでに、覚悟はできていたつもりだった。



でもやっぱり心がついていかなくて・・・



あたしはやっぱり傷付くのが怖いんだ。