執事と共に雪遊びを。

なかなか良い絵ばかりだった。

入院患者、あるいは退院していった患者の書いた絵らしい。

ふと、一際大きな絵画が眼に止まった。

見るともなしに見ると、引き込まれるような絵だった。

その絵を見ながら横切ろうとしたとき、――


「きゃあっ」